法律事務所は、なぜか女性事務職員が多い。
私のようなおじさんは、職員を〇〇子ちゃんと親しみを込めて呼びたいところであるが、今時そんな風に呼ぶと、男女共同参画の趣旨や両性の平等に反するので、呼んではいけない。それでも、私は、当事務所のベテラン女性職員の一人を「いずみさん」と名前で呼んでいる。彼女は、30年近く私の事務所では働いてくれており、彼女なしでは事務所が回らない。そんな彼女が新人だったころ、事務所に同じ姓の女性職員が二人いたので、我々としては、一人を姓で呼び、一人を名前で呼ぶしかなかったのである。 以来、30年間、私は事務所で彼女をいずみさんと呼び、文書で何かをお願いするときも、「いずみさんへ」と書く。男女共同参画なんて言葉が無い時から、ずっとこのように呼んでいるから、これは訂正のしようがない。
大分で有名な関あじ、関さばは、某漁協が商標登録をしので、飲食店は勝手に関あじ、関さばを名乗れなくなってしまったが、商標登録するずっと前から、メニュー等に「関あじ定食」などと載せて長年にわたって、この言葉を使用してきた飲食店は、某漁協の許可がなくても、関あじ・関さばを名乗ることができる。これを商標の先使用権という。くどくど書いてきたが、私の「いずみさん」は、この先使用権と同じなのである。
なお、事務所には、よりこちゃんがいるが、私の妻と同じ名前なので、・・くて呼べない、あけみちゃんは、夜の感じがするし、ゆりちゃんとひとみちゃんは、本人たちにぴったりで、呼びたいところだけど、ここは男女共同参画、ぐっと我慢。
ところで、日弁連の副会長は、日弁連にあるいろいろな委員たとえば、人権擁護委員会や高齢者・障害者の権利委員会といったものを担当し、委員会と日弁連執行部との間を取り持つ。これらの委員会の委員は、全国各都道府県にある弁護士会から、選出されており、大きな委員会では、委員数もゆうに100名を超える。そして、委員相互で日常的に活発な意見交換をするために、メーリングリストが作成されており、当然のことながら、副会長も担当委員会のメーリングリストに登録される。
とある日、副会長の引き継ぎのために、東京での日弁連の会議に参加していると、私が東京に持ち込んだノートパソコンに、大分の事務所から、〇月〇〇日に、相談希望の方がいるので、至急事務所に連絡が欲しいとのメールが入った。会議中ではあったが、会議のメモを取っているように装って、早速返事をすることにし、
とメールを打ち、返信のボタンを押した。しばらくすると、このメールが、私の担当している日弁連の委員会のメーリングリスト経由で私のノートパソコンに届いた。事務所からきたメールに返信したつもりが、そのすぐ下の某委員会のメーリンリスト上のメールを開き、これに返信したらしい。「いずみさんへメール」が、全国の弁護士委員に送信されてしまったのである。全国の委員の人はびっくりしたでしょうね。いきなり、良く分からない平山なるものから、女性をデートに誘うようなメールが入ってきたのだから。あわてて、ことのいきさつを、メールしたけど、理解してもらえたかなあ。ほんと赤面もの。
しかし、全国にはたくさんの弁護士がいるから、彼女を食事に誘ったり、遊びに行く約束をするメールをメーリングリストに乗っけて、全国に配信してしまった弁護士がきっといるでしょうね。
というわけで、あーあな日々が続くのである。まだ、副会長の任期がスタートもしていないのに。
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